5×20に参加して半年が経って書き残したいこと
嵐の休止発表後、初の現場である5×20ツアー10月30日東京公演に参戦して半年が経った。
ここ数日、この公演で感じたことを文字に起こしたいと強く感じる出来事があったので、情報鮮度は低いがパソコンを開くこととする。
私がこのコンサートに参戦して思ったことは、ただ一つ。
「エンターテイメントの力」は存在するということだ。
私は、この東京公演に参戦するまで、どうしても嵐のことを、「活動休止を控えた」嵐としてしか見れなかった。
「活動休止するから」目に焼き付けようとか、「活動休止するから」ちゃんと応援しなきゃとか、特別な色眼鏡をかけて嵐をみてしまっていた。
そんな私が、はっとさせられたのは、櫻井くんの言葉、だった。
それまでの私は、色眼鏡をかけていることにすら気づかず、納めよう、おさめようとしていた。しかし、櫻井くんはそんな私を一喝するかのように「来年末で活動休止する嵐の皆さんです。ちゃうちゃう。今年で20周年を迎える嵐の皆さんです。」と言った。
そうだ。嵐が5×20ツアーで、たくさん公演するのは、決して「暫しの間さよなら」を伝えるためではなく、「嵐が20年間変わらず、5人で活動してきたことを、ファン全員でお祝いする」ためなのだ。
櫻井くんの挨拶を聴いて、せめて、これからの自分は、嵐の軌跡を、1番に祝福しようと思った。櫻井くんにこの言葉を貰わなかったら、今も私は、おめでとうを忘れて、さよならを言い続けていたのかもしれない。
そして、大野くんの最後のあいさつ。
母から、5月の福岡公演のレポを貰っていたので、十分知っていたつもりだったけど、「生」の力を感じた。
それまで、大野くんの「休みたい」が理解できず、なかなか前に進めなかった私だった。
しかし、「活動休止後も体型維持しようと家で1人コンサートしようと思う。」そう言い放った、大野くんの、休止発表前とは明かに違う声色や表情、そして言葉を、真近に感じることが出来て、ぐるぐると縛られた心の縄が解けていくような気持ちになった。
「大野くんが前進しているのに、私が進まない訳にはいかない」と強く思った。
後に大野くんのこの言葉は、大野くんらしいやさしさが詰まりにつまったものであったことを知った。大野くんのやさしさ、私のもとにもちゃんと届きました。
コンサートのあの空間には、特別な力がある。アイドルと私達は、あの空間で、色んなものを共有することができる。
「彼方へ」にある「今日の陽が昇るまで 音楽がコトバ以上 真心伝うこと 幾度となく見てきた」という歌詞は、コンサートに携わる人それぞれの実感を伴ったものだと思う。
少なくとも私は、たくさんの音楽にのせてあの日、嵐が伝えてくれたポジティブなメッセージのおかげで、前に進めている。あの日の記憶を一生忘れないように、何ヶ月経っても、反芻して、守っていきたい。
そして、「エンターテイメントの力」を信じて、明日を待ち続けたいと思う。